太陽研究者連絡会の皆様

以下のようなミニワークショップを国立天文台ひのでサイエンスセンター
にて開催致します。参加を希望される方は、参加申し込みフォーマットを
世話人まで送付下さい。締め切りは3/6(金)としますが、旅費補助や
コスモス会館宿泊を希望される方は早めに申請して下さい。

勝川行雄

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Hanle効果ミニワークショップ (通称: Mr. Hanle/Mr. Zeeman研究会)
- ひのでサイエンスセンターワークショップシリーズ -

日時: 2009年4月1日(水) - 3日(金)
場所: 国立天文台ひのでサイエンスセンター

彩層磁場は光球磁場と比較して測定が困難なことが知られていますが、
近年の高精度偏光分光観測の発達と理論的解釈の進展により、徐々に
可能になりつつあります。特にHe10830AのZeeman/Hanle効果を用いた
彩層、プロミネンスなどの磁場診断は実用化されつつあります。
このミニワークショップでは、スペインIACで開発されているHanle/
Zeeman効果による彩層ライン診断ツール、HAZEL(HAnle and ZEeman
Light)を用い、実際にHe10830Aデータに触れることで、馴染みのある
Zeeman効果に加え、Hanle効果を身をもって体験するのが目的です。

○日程
  4月1日(水) (13:00開始予定)
  - Hanle/Zeeman効果の基礎的な講義
  - HAZEL使い方
  - データ紹介
  4月2日(木)
  - 解析
  4月3日(金)
  - 解析、成果発表

○用意するデータ
  - HAZELを用いて合成した疑似データ
  - テネリフェVTT/TIPで観測した活動領域、プラージュ、
    プロミネンス等のサンプルデータ
  - 自前のデータを持参して解析することも積極的に歓迎します
  (詳しい情報は追って連絡します)

○参考文献
  - Asensio Ramos, A., Trujillo Bueno, J., Landi Degl'Innocenti, E.
    2008, ApJ, 683, 542
    "Advanced Forward Modeling and Inversion of Stokes Profiles
    Resulting from the Joint Action of the Hanle and Zeeman Effects"
  - Trujillo Bueno, J., Asensio Ramos, A., 2007, ApJ, 655, 642
    "Influence of Atomic Polarization and Horizontal Illumination
    on the Stokes Profiles of the He I 10830 A Multiplet"

○参加、宿泊申し込み
送付先: ryoko.ishikawa_at_nao.ac.jp
締め切り: 2009年3月6日(金)
------- ワークショップ参加申し込み(〆切:3/6) -------
氏名:
所属・職名:
E-mail address:
旅費援助の希望:有/無
コスモス会館宿泊の希望:有/無
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○世話人
勝川行雄(国立天文台)、石川遼子(国立天文台/東大)