重複して案内を受け取られる場合はご容赦ください.

プログラム最終案が出来ましたのでご案内します。
飛び入りの参加、コメント発表も歓迎します。

  ≪重要なお願い≫
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当日生憎とキャンパス内の生協食堂が営業しておりません。また、近くに
適当な食堂もありません。それで、参加者の皆様には、昼食の用意を
お願いします。(歩いて15分ほどのところにコンビニ、マクドナルド、
ファミレスはあります)。お茶の方は用意します。

「太陽彩層と地球電離圏の接点」研究会

日時: 2012年1月10日(火)、9時半~18時
場所: 国立天文台・三鷹、講義室
主催: 国立天文台・ひので科学プロジェクト
世話人: 山本、磯部(京大)、小川(極地研)、吉川(九大)
     常田、岡本、末松(国立天文台)

太陽彩層は皆既日食の際にピンク色に輝いて
見える、光球とコロナに挟まれた大気層として知られています。最近、
「ひので」衛星等の活躍により彩層の描像が一新し、磁気波動やジェット
現象などダイナミックな現象が頻繁に起こっている様子が直接見えて
来ました。但し、その起源や彩層加熱といった問題は未解決のままです。
一方、彩層大気は温度約1万Kの部分電離気体で粒子間の衝突仮定が卓越して
おり、下層の対流層-光球からのエネルギーの流入、上層の完全電離の
コロナとの磁気相互作用など、物理現象を考える上で地球の電離層との
類似性が指摘されております。そこで研究を進める上で新たな視点を
導入すべく、電離圏との合同研究会を開催する次第です。お互いの未解明
の現象を理解する上で、双方からの視点が有益と考えます。今回第一回目
ということで、太陽の彩層と地球の電離圏でどのような類似性と相違がある
かを理解し、お互いのシステムを理解することを目的とした、勉強会に
近いものにしたく思います。そこで予めお願いした発表者にはできるだけ
かみ砕いた説明をしてもらい、両方のシステム的、素過程的接点をさぐる
ためのキックオフとしたく思います。

プログラム案:

9:30-11:45
[太陽彩層](司会:常田、予備:勝川)
1.イントロ、彩層・電離圏比較研究今昔(10分、常田佐久)
2.観測から見た太陽彩層とは(30分、末松芳法)
3.太陽彩層・プロミネンス最新像(25分、岡本丈典)
4.理論的立場から見た彩層研究(30分、磯部洋明)
[電離圏](司会:吉川)
5.観測から見た電離圏の特徴(20分、細川敬祐)
6.極域電離圏の性質と磁気圏との相互作用(20分、小川泰信)
2h15m

11:45-13:20 昼休み

13:20-14:50
(司会:小川)
7.電離圏のダイナミクス~中性大気と電離大気との相互作用(30分、藤原 
均)
8.理論的観点から見た電離圏・磁気園結合研究(30分、吉川顕正)
9.電離圏とその下層大気との相互作用(30分、山本 衛)
1h30m

休憩(20分)

15:10-16:10
[Comment Hour](司会:山本)
10.電離圏における重力音波・内部重力波から沿磁力線電流への変換過程
   およびその観測例(10分、家森俊彦)
11.上層・下層からの影響による電離圏変動のレーダー観測(10分、西谷 望)
12.地震時に発生する大気波動の下層大気から超高層大気までの
   伝搬について(10分、齊藤昭則)
13.地球・惑星電離圏シミュレーションと太陽彩層シミュレーションの
   類似点と相違点(10分、品川裕之)
0h40m
追加コメントの受付(コメント5分+質疑5分)
残りを時間休憩に充てる。コメントで埋まったら別途 10分程度休憩追加。

16:10-16:55
[太陽彩層・電離圏比較研究](司会:磯部)
14.沿磁力線加速の問題(30分、三好由純)
15.フレア時の彩層レスポンス(15分、簑島 敬)
0h45m

16:55-18:00
[今後の進め方](司会:常田・山本)